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さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】 WEB全般
記事内に広告が含まれています。

さくらサーバーでWordPressを運用しているけど、急にメールが届かなくなった。
どうやらGmailでメールが受信できないみたい。
DKIMの設定やDMARCレコードの設定が必要なようなので、方法を教えて欲しい。

こんなことを考えている方へ。
この記事のポイントは以下です。

・さくらサーバーで運用しているWordPressからメールが届かなくなる原因
・さくらサーバーでのDKIMの設定やDMARCレコードの設定方法

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さくらサーバーで運用しているWordPressからGmailにメールが届かない

ある日、とある相談を受けました。

さくらサーバーでWordPressを運用しているんだけど、急にメールが届かなくなった。
管理者宛のメールや、問い合わせ発生時の自動返信メールが届かない。
原因が分からないので助けて欲しい。

WordPressのメールが届かない原因としてよくあるのが以下です。

①メールサーバーとウェブサーバーが異なることに起因する認証周り
②テーマやプラグインに原因がある
③カスタマイズしたコードに何か問題がある

ただ、今回の場合は上記のどれにも当てはまりそうにありませんでした。

  • メールはGmailを使っていた
  • テーマやプラグインにも問題はなさそう
  • カスタマイズなしのWordPressテーマを使用してした

というわけで、色々調べていたところ、DKIMの設定やDMARCレコードの設定をしていないようだったのでコレが原因となっていそうでした。
2023年の後半にGoogleは新しい送信者ガイドラインを発表し、今後はGmailの送信に以下の要件が求められるようになりました。

・SPF と DKIM が設定されていること
・送信元のドメインまたは IP に、有効な正引きおよび逆引き DNS レコードが設定されていること
・メールの送信に TLS 接続が使用されていること
・Postmaster Tools で報告される迷惑メール率が 0.10% 未満であること

【参考】メール送信者のガイドライン – Google公式ヘルプ

上記の要件を満たしていない場合、メールが受信できなかったり、迷惑メールに割り振られたりということがおきます。
今回は、一番上の要件である「SPF と DKIM が設定されていること」を満たしていないようだったので、その解決を試みました。

結論、さくらサーバーでDKIMとDMARCレコードを設定することで、無事メールが届くようになりました。
同じように困っている方がいれば、本記事を参考にしてください。

 

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さくらサーバーでDKIMやDMARCレコードを設定する方法

さくらサーバーでDKIMやDMARCレコードを設定する方法を画像付きで解説します!
公式サイトのヘルプでも詳しく紹介されています!

【参考】DKIM署名、DMARCを設定したい – さくらサーバー公式ヘルプ

 

①ドメイン/SSLの画面を開く

まずは、さくらサーバーのコントロールパネルにログインします。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

左のメニューから、ドメイン/SSLを選択します。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

以下のようにドメイン一覧が表示されればOKです。
この画面からDKIMとDMARCレコードの設定を進めていきます。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

 

②ドメイン/SSLの画面を開く

続いて、DKIM署名、DMARCレコードの設定を進めていきましょう!

DKIM署名、DMARCを設定したいドメインの「設定」を押したあと、「DKIN設定」を選びます。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

なお、DKIM(DomainKeys Identified Mail)署名とは、メールの送信者が正当であることを確認し、メールの内容が改ざんされていないことを証明するための技術です。
具体的には、送信者のドメインが所有する公開鍵を使ってメールにデジタル署名を付与します。
なんだか複雑そうですが、画面の案内に従っていけば簡単に作成できます。

以下の画面が表示されるので、必要な情報を入力したりチェックを入れていきます。
「セレクタ」はデフォルト値のままでOKです。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

秘密鍵 「秘密鍵を新規作成する」を選ぶ
セレクタ デフォルト値でOK
DKINレコード 「利用する」にチェックする
DMARCレコード 「利用する」にチェックする

続いて、DMARC設定の画面を設定します。
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)レコードの設定は、メールの送信者認証を強化し、なりすましやフィッシング攻撃を防ぐために行うものです。

以下のように設定すればOKです。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

DMARCポリシー 「報告のみ行う(none)」を選ぶ
集計レポート送信先 空欄のままでOK

ここまで設定できたら、「設定する」を押します。
簡単ですよね、これで完了です。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

 

③設定完了を確認する

最後に設定が完了したことを確認しましょう!

設定が終わると、画面上に「DKIN設定を追加しました」と表示されます。
これで、無事設定が終わりました。

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

さくらサーバーでDKIM/DMARCを設定する方法【WordPressからメール(Gmail)が届かない】

 

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Gmailでは2024年6月以降、ドメイン認証(DMARC)が必須

メールのセキュリティ対策は年々進化しています!
忘れずに対応しましょう!

2024年6月以降、Gmailで送信ドメイン認証(DMARC)未対応のメールを受信できなくなる可能性があります。
これはメールのセキュリティ向上を目指した重要な変更です。

この変更により、DMARCが未設定のドメインから送信されたメールは、Gmailに届かなくなるか、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が高くなります。

【参考】Gmailへのメールが届かなくなる? 2024年6月までにやるべき3つの対応 – Web担当者Forum

 

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まとめ

この記事のポイントをまとめます。
今回はさくらサーバーでDKIMやDMARCレコードを設定する方法を解説しました。

・送信ドメイン認証(DMARC)未対応のメールは、2024年6月以降、Gmailで受信できない可能性がある
・さくらサーバーでは、ドメイン/SSLの画面からDKIMやDMARCレコードの設定が可能
・年々、メールセキュリティは進化しているので、忘れずに対応する必要があります

今回の記事はここまでです。

この記事を書いた人
Shopify飯店店主

自分の仕事の経験を記事にしています。東証一部のEC企業で5年→個人事業主→法人化。サイト構築実績80社以上、ECコンサル・分析実績40社以上。コンサルにおいては、EC売上3倍、キャンペーン応募者数1.7倍などの実績があります。

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