Shopifyで越境ECを運営している。
ヨーロッパでの販売もしているのでGDPR対策としてCookie同意のバナーをサイトに表示させたい。
おすすめのアプリを教えて欲しい。
こんなことを考えている方へ。
この記事のポイントは以下です。
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【Shopify】GDPR対応のCookieバナーを出すアプリ「GDPR/CCPA + Cookie Management」の使い方を解説
ヨーロッパで商品を販売するにはGDPRに対応する必要があります。
本記事ではGDPR対応のCookieバナーを出すアプリ「GDPR/CCPA + Cookie Management」の使い方を解説します。
導入することで、サイト上に簡単にCookieの同意バナーを出すことができます。
無料プランもあるので、「お金はかけたくない」という方にもおすすめです。
①「GDPR/CCPA + Cookie Management」の概要・料金
「GDPR/CCPA + Cookie Management」は、GDPRやCCPAなどの各国の個人データ保護規約に対応するためのShopifyアプリです。
導入することで、サイト上に簡単にCookieの同意バナーを出すことができます。
アプリの概要は次の通りです。
GDPR-compliant data management made easy for your customers. Browsing your store with confidence.
Stay compliant with GDPR, LGPD, CCPA-CPRA, VCDPA, PIPEDA, APPI and more with our app. Ready for EU/EEA, Switzerland, UK, Brazil, California (US), Virginia (US), Canada, and Japan-based stores. Our app is an essential tool for anyone running a dropshipping or print-on-demand (POD) store, and it’s compatible with Shopify’s Consent API and Online Store 2.0 themes. Join over 50 000 merchants already using our services to build trust with their customers.・Easily comply with laws via the Compliance pages including data subject requests
・Customizable cookie bar, fit to your brand, voice and vision.
・Advanced cookie helpers – cookie scanner, info tables and cookie management
・Accessibility compliant with WCAG 2.0 & Shopify Online Store 2.0
・Learn app features with YouTube videos + All 24 EU languages covered
日本語訳はこちら。
お客様のためにGDPRに準拠したデータ管理を簡単に実現します。安心してストアを閲覧してください。
GDPR、LGPD、CCPA-CPRA、VCDPA、PIPEDA、APPIなどに対応したアプリでコンプライアンスを保ちましょう。EU / EEA、スイス、イギリス、ブラジル、カリフォルニア（米国）、バージニア（米国）、カナダ、日本に拠点を置くストアに対応しています。当社のアプリは、ドロップシッピングやプリントオンデマンド（POD）ストアを運営している方々にとって必須のツールであり、Shopifyの同意APIとオンラインストア2.0のテーマと互換性があります。既に5万人以上の商人がお客様の信頼を築くために当社のサービスを利用しています。
・データ主体の要求を含むコンプライアンスページを利用して簡単に法律に準拠
・ブランド、声、ビジョンに合わせたカスタマイズ可能なクッキーバー
・クッキースキャナー、情報テーブル、クッキー管理などの高度なクッキーヘルパー
・WCAG 2.0およびShopifyオンラインストア2.0に準拠したアクセシビリティ
・YouTubeの動画でアプリの機能を学ぶことができ、全24のEU言語に対応
無料プランもあり導入ハードルが低いです。
日本語化した画像はこちら。
無料で使えるのは月1万PVまでです。
それ以上のアクセスが想定されるサイトの場合、有料プランを契約する必要があります。
②アプリをインストールして無料プランを選択する
「GDPR/CCPA + Cookie Management」の導入方法を解説します。
まずは、Shopifyアプリストアからインストールを行います。
インストールが完了すると料金表が表示されます。
「Free（無料）」の列を見つけます。
「Choose Free」を選択しましょう。
③アプリのセットアップを行う
プランを選択したらセットアップを行います。
Region Setting
まずは、Cookieバナーを表示したい地域を選びます。
選択肢は、以下から選びます。
| 名称 | 地域 |
| GDPR | EU加盟国にアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを加えた「欧州経済地域」（EEA） |
| LGPD | ブラジル |
| CCPA-CPRA | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 |
| VCDPA | アメリカ合衆国 バージニア州 |
| PIPEDA | カナダ |
| APPI | 日本 |
自分のストアが出店している地域にチェックを入れましょう。
全世界に販売しているのでしたら、すべてにチェックをつけます。
Design Setting
次にバナーのデザインを選択します。
ストアのデザイン・トンマナに馴染むカラーを選択しましょう。
私は「Off-White（白）」を選択しました。
Preferences Setting
ストアにユーザーが訪れた時点で、
を設定できます。
基本的にはブロックです。
以下の3つにチェックを入れればOKです。
「 Summary」を確認し「Finish Setup」を押す
最後にセットアップの内容を確認します。
問題なければ「Finish Setup」を押します。
④カスタマイズ画面でCookie同意バナーを出現させる
最後にストアにCookie同意バナーを表示させましょう。
アプリのトップページに以下のアナウンスが出ているはずです。
「Enable Setting」を押します。
すると、テーマのカスタマイズ画面へと遷移します。
アプリタブを開きます。「アプリを埋め込む」で「GDPR Consent Bar」をアクティブにします。
そして「保存する」を押します。
⑤バナーが出現することを確認する
最後に実際にストアを開き、Cookie同意バナーが出ているかを確認しましょう。
問題なく表示されれば、全て完了です。
「GDPR/CCPA + Cookie Management」の注意事項
「GDPR/CCPA + Cookie Management」の注意事項は次の2つです。
順番に解説します。
①管理画面がすべて英語
「GDPR/CCPA + Cookie Management」は海外製のアプリです。
それゆえ、管理画面がすべて英語です。
アプリの管理画面はiframeで表示されているので、ブラウザの翻訳は効きません。
頑張って英語を読んで設定を行う必要があります。
②無料プランは月間1万PVまで
「GDPR/CCPA + Cookie Management」を無料で使えるのは月1万PVまでです。
アクセスが多いサイトの場合は、有料プランに移行する必要があります。
プランごとに許容できるページビュー数が決まっています。
| プラン名 | 料金 | ページビュー数 |
| フリープラン | 無料 | 10,000PV/月まで |
| スタンダードプラン | $7.99 | 30,000PV/月 |
| プロプラン | $14.99 | 100,000PV/月 |
| エンタープライズプラン | $29.99 | 無制限 |
自分のサイトが「いまどれくらいのPV数を消化しているのか？」は、アプリのダッシュボードで確認できます。
私はフリープラン（月1万PVまで）ですが、現在65%（6500PV）を消化していることがわかります。
「？」部分にカーソルを合わせると、PV消化の仕組みについての補足説明が表示されます。
サイトの成長とともに、必要に応じて有料プランに切り替えましょう。
This section shows the page views you have received so far on your store, based on the total amount of views your monthly plan is supporting. This information will update every 6 hours and it will reset each month based on the date that you have installed the app. Note that tracking page views is not the same as overall website visitors. The page views are counted each time a customer/website visitor opens a page in your store.
日本語訳は以下です。
このセクションでは、お客様のストアで現在までに受け取ったページビュー数を表示しています。表示されるページビュー数は、お客様の月間プランでサポートされている合計ビュー数に基づいています。この情報は6時間ごとに更新され、アプリをインストールした日に基づいて毎月リセットされます。ただし、ページビューの追跡は全体のウェブサイト訪問者数と同じではありません。ページビューは、お客様のストアのページを開くたびにカウントされます。
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GDPR（EU一般データ保護規則）とは？
GDPR（一般データ保護規則）は、個人データの保護に関する欧州連合（EU）の法律です。GDPRは、個人のプライバシー権を守り、個人データの収集、処理、保管に関するルールを定めています。
GDPRは、個人データを処理する組織に対して、いくつかの重要な要件を課しています。以下にそれらをいくつか説明します。
これらはGDPRの基本的な要件の一部です。GDPRは個人データの保護に関する非常に重要な法律であり、組織はこれらの要件を遵守する必要があります。
GDPRの違反は重大な経済的および法的な影響をもたらす可能性があるため、個人データの保護に関与する場合は、GDPRの要件を適切に理解し、準拠することが重要です。
①個人データの定義
GDPRでは、「個人データ」とは、特定の個人に関連付けられた情報を指します。例えば、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、写真、銀行口座情報などが該当します。
②合法性、公正性、透明性
GDPRによれば、個人データを処理する際は、合法的な理由が必要です。また、組織は個人データを収集する際に、その目的や方法を明確に説明する必要があります。
③個人データ主体の権利
GDPRは、個人データ主体（データに関連する個人）に対する権利を保護します。これには、情報へのアクセス、修正、削除、データの移植性などが含まれます。
④データの最小化と目的制限
GDPRでは、組織は個人データを収集する際に、必要最小限のデータのみを収集し、特定の目的のためにのみ使用することが求められます。
⑤データセキュリティと保護
GDPRは、組織に対して適切な技術的および組織的な対策を講じることを求めています。これには、データの機密性、完全性、可用性の確保、不正アクセスや漏洩のリスクに対する保護策の実施が含まれます。
⑥データ転送と第三者への提供
GDPRでは、個人データの転送や第三者への提供に制限があります。個人データをEU外に転送する場合は、特定の条件を満たす必要があります。
⑦違反の通知と制裁
GDPRでは、個人データの違反が発生した場合、組織は速やかに関連当局に通知する義務があります。また、違反に対しては、罰金やその他の制裁措置が科されることもあります。
参考：Shopifyを学ぶ方法まとめ｜オンラインスクール・本・動画
Shopifyを本格的に学ぶためにはネットの情報だけは足りません。
そこで、仕事でShopifyを扱っている筆者が、おすすめの学習方法をまとめました。
オンラインスクール、本（参考書）、動画教材（Udemy）を活用して、効果的に学習しましょう。思い切って有料の教材を買って体系的に学ぶことで、操作に悩む時間が減りますし、より高度なカスタマイズや提案ができるようになり、仕事の幅が広がります。
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まとめ
この記事のポイントをまとめます。
Shopifyアプリ「GDPR/CCPA + Cookie Management」を使うことで、サイト上に簡単にCookieの同意バナーを出すことができます。
無料プランもあるので、「お金はかけたくない」という方にもおすすめです。
導入ステップは次の通りです。
今回の記事はここまでです。
